この動画は、
農家の「トモさん」が、
ホルムズ海峡の封鎖に伴う
オイルショックの影響で、
米の出荷に不可欠な
「米袋」が
深刻な不足に陥っている現状を
速報として伝えているものです。
米そのものがあるだけでは
消費者の元に届けることができず、
出荷制限や
農家の倒産危機にまで発展しかねない
深刻な事態を解説しています。
1. 米袋(ビニール袋)の出荷制限と値上げ
大手メーカーの出荷制限
米袋の主要メーカー
(マルダカ、アサヒパックなど)
で出荷制限が始まりました。
通販での新規会員登録が停止されたり、
注文しても
希望通りの数量が
届かない状況になっています。
大幅な値上げ
農業新聞の報道によると、
今後30%〜40%という
大幅な値上げが予想されています。
これまでの数%レベルの改定とは
次元が違うコスト増となります。
2. なぜ200日の原油備蓄があっても不足するのか
日本には
十分な原油備蓄がありますが、
ビニール袋1つとっても
「純国産」ではなく、
製造工程で
複数の国を介していることが
盲点となっています。
複雑なサプライチェーン
原油を輸入し、
ベトナムでナフサを作り、
タイでプラスチックチップに加工し、
それを日本で袋にする、
といった多国籍な工程が必要です。
他国のエネルギー不足の影響
経由地である
ベトナムなどの国で
原油備蓄が底をつけば、
たとえ日本に原油があっても、
袋の原料となる
「チップ」が入ってこないため、
製造が止まってしまいます。
3. 農家の倒産危機と「トリプルパンチ」
米袋の値上がりは、
そのまま農家の経営を直撃します。
① 資材・燃料の高騰
袋代だけでなく、
農機を動かす燃料代も
直接上がっています。
② 米価の下落
コストは上がっているのに、
米の売り値は下がっている
「逆ザヤ」の状態です。
③ 過剰投資の反動
昨年米価が良かった時期に、
トラクターの買い替えや
面積拡大で
多額の投資をした農家が多く、
今回のコスト増が
致命的なダメージ
(精神的・経済的)
になっています。
4. 消費者への影響
現在は
業者向けの出荷制限がメインですが、
今後は目に見える形で
スーパーの棚に
影響が出ることが予想されます。
米が袋に入っていないため届かない。
野菜がビニール袋に入っていない、
肉がトレーに乗っていない、
といった
プラスチック製品全般の
欠乏が起きる可能性があります。
トモさんは、
農業がオイルショックの影響を最も早く、
かつ深刻に受け始めているとして、
日本の食料事情の先行きを
注視するよう呼びかけています。